年俸制の賃金

年俸制と聞くとプロ野球選手や外資系企業が採用していると多くの方は想像されると思います。

年俸制は1年単位で賃金額を決めるものです。

しかし、毎月１回は賃金を支払わなければならないので、年俸制でも賃金額を12で割って毎月支払うことになります。

年俸制の残業代

年俸制でカバーできている賃金額は『所定労働時間内の労働』に対してです。

つまり、時間外労働をした場合は年俸制であっても残業代の支払いが必要となります。

また、年俸の中に残業代が含まれているので、使用者が年俸以外に支払わないと言うケースでは、年俸の中で通常労働分と残業代分が判別できない場合は残業代を請求できるとされています。

まとめ

年俸制の会社も徐々に増えてきているように感じます。

しかし、年俸制であっても残業代は発生します。

そのため管理職には年俸制を採用し、その他の従業員は月給制にする会社もあります。

その場合でも労働基準法で定める管理職と管理監督者の違いがあるので留意が必要です。