中退共のデメリット

中退共に加入している事業所は少ないはないと思います。

しかしながら中退共にはデメリットも存在します。

デメリット・・・

  • 1年未満に退職した場合掛金は戻ってこない(退職者にも会社にも)
  • 問題を起こして辞めた社員にも退職金として支払われる
  • 掛金は最低5,000円から

1年未満に退職した場合掛け金は戻ってこない

掛け始めてから1年未満に退社した場合退職者に中退共から退職金は支払われません。

そして、掛金は会社に戻らずに中退共に残ります

完全に掛損になります。

退職者に支払われないのは仕方がないとしても会社に戻ってこないのは非常にデメリットになり、掛けるかどうかの見極めが大事になります。

問題を起こして辞めた社員にも退職金として支払われる

これが最大のデメリットになると思います。

原則問題を起こして懲戒解雇になったとしても中退共からは支払われます!

例外として、事業主が申し出て厚労省に認められた場合に一部減額することができます。

ただし、減額された金額は会社に戻らず、中退共に残ります。

いずにれしても会社に掛け金が戻ってくることはありません

掛金は最低5,000円から

掛金は5,000円~30,000円まで従業員毎に掛けることができますが、最低の掛金の5,000円であったとしても年間で60,000円の負担になります。

また、一度掛金を設定すると原則従業員の同意がなしでは減額できません!!

よく考えてから掛金を設定することが必要です。

まとめ

福利厚生として中退共に加入している事業所も多いですが、それなりにデメリットのある制度となっています。

また、人材採用の際の福利厚生ポイントとして中退共を上げる事業所もありますが、学生の認知度は低いのが現状です。

しかし、掛金負担もありデメリットを承知の上で導入している事業所はある意味ホワイト企業になるのかもしれません。

ホワイト企業であれば退職者は定年退職であることが多いので、デメリットも緩和されます。

そんな事業所が増えていけばと思います。

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