労使協定とは
労使協定の名前を聞いたことがある方は多いと思います。
また、労働者と使用者で合意する書面と思っている方も多いと思います。
しかし、労使協定と就業規則との関係はどうなっているか知っていますか?
労使協定も就業規則もとも会社のルールです。
なぜ2つに分かれているのでしょうか。
就業規則は原則、労使協定は例外
労働基準法は厳格に定められています。
それに則り作成されるものが就業規則です。
労働基準法は国が定めた法律で、全ての事業場に統一的に適用されます。
しかし、事業場によっては労働基準法にそぐわないところもあります。
そこで、労働者と使用者で労使協定を結べば、労働基準法外のこともできます。
例えば、一番有名な労使協定で『36協定』というものがあります。
労働基準法をもとに就業規則は作成すると週40時間しか働けません。
しかし、36協定を締結することにより例外として週40時間を超えて働けます。
まとめ
労使協定は他のも様々なものがあります。
- 1年単位の変形労働時間制
- 時間単位の年次有給休暇の付与
このあたりも有名なので労使協定を締結している会社も多いと思います。
労使協定は有効期限を定めて施行されます。
なので、しっかりと管理していかなければなりません。
有効期限に留意してきちんと管理していきましょう。