人事異動が認められないケース
会社勤めされていると異動される方も多いと思います。
人事異動は業務命令になりますので、多くは就業規則に定められています。
しかし、人事異動が認められないケースもあるので紹介しようと思います。
権利の濫用に当たるのか
権利の濫用に当たれば、人事異動が無効となります。
それを判断するポイントは・・・
- 業務上の必要性があるか
- 従業員の被る不利益は大きいか
- 悪意や不当な目的・動機があるか
これが重要なポイントとなります。
なので、家族の介護や育児をされている従業員に対する人事異動は他の従業員より不利益が大きいと判断されやすいので注意です。
また、退職勧奨に応じない従業員に対する人事異動は悪意があるとされると無効となることもあります。
まとめ
人事異動は会社にとって必要なシステムです。
労働者のキャリア形成にも必要になってきます。
しかし、会社が悪意を持って人事異動をすれば無効となるケースがあります。
くれぐれも注意しましょう。