介護休業制度

育児・介護休業法には介護休業に関する制度があります。

育児休業は子が満1歳になるまでですが、介護休業は93日間です。

育児休業と比べるとかなり短いですが、なぜなのでしょう。

介護休業制度の趣旨

介護を必要とする家族1人につき、93日間を3回まで分割取得できます。

これは、介護保険の手続きに必要な期間とされています。

介護の程度は個人差があるため、予測ができません。

労働者もどれくらい休みをもらえばよいかも分かりません。

そのため93日間で介護保険の手続きを行い、介護は他者に任せ、労働者は仕事に専念できるようにすることが介護休業制度の趣旨です。

当然、介護を他者に任せっきりにはできないので、フレックス制や時短勤務もできるように会社は制度を整えていなかえればなりません。

まとめ

介護休業制度を自分が家族を介護する制度と思っている方は多いです。

実際にされている方もいらっしゃると思いますが、93日間は短すぎます。

制度をうまく活用して仕事と介護を両立していきましょう。