競業避止義務について

何のことだか分かりますか？

競業避止義務とは、『従業員が会社の利益に反する競業行為を行わないようする義務』です。

当たり前のことですよね。

在職中に同業他社に自社の情報を漏洩させてはいけません。

しかし、退職後はどうでしょうか？

憲法22条により職業選択の自由が認められているので、退職後同業他社に就職し、そこで前職のノウハウを活かすこともできるはずです。

しかし、判例では退職後でも限定的に競業避止義務を認めています。

退職後の競業避止義務を遵守させるためには

退職時に競業避止誓約書提出させます。

この場合は就業規則にその旨の記載が必要です。

この2つをするだけになります。

しかし、誓約書には競業避止を義務付ける期間や業種、地域などを限定しておかなければなりません。

まとめ

ニュースでもたまに競業避止義務違反に関するものが流れてきます。

道徳で考えれば競業避止義務は当たり前のことのように感じます。

しかし、きちんと就業規則や誓約書が必要になってくるので注意しましょう。