キャリアアップ助成金(賃金規定等共通化コース)

事業再構築補助金やものづくり補助金の要件の一つに数年後の従業員の賃金の引上げがあります。

補助金を採択された事業者様は数年後の賃金引上げに向けて、賃金規定の見直しや改定をされていると思います。

その際に利用することができる助成金がキャリアアップ助成金(賃金規定等共通化コース)になります。

賃上げに関する助成金は他にもあるので、賃上げをする際には是非助成金を確認してみて下さい。

要件

  • 有期雇用労働者等に対して、正規雇用労働者と共通の職務等に応じた賃金規定等を新たに作成し、適用すること
  • 賃金規定等を共通化した日以降の6か月間、当該対象適用事業所において、雇用保険被保険者であること

これらがこの助成金の主な要件になっています。(他にも要件はあります)

簡単言えば、有期雇用労働者と正規雇用労働者の賃金規定を共通化して、6ヵ月運用するというものです。

支給額

1事業所当たり支給額は57万円になります。(加算要件を満たせば最大108万円)

まとめ

有期雇用労働者の賃金規定を正規雇用労働者のものと共通化すると57万円もらます。

しかし、工程が少し多いです。

キャリアアップ計画書の作成
賃金の共通化の実施
賃金規定等共通化後の賃金に基づき6か月分の賃金を支給
キャリアアップ助成金(賃金規定等共通化コース)支給申請
審査、支給決定

キャリアアップ計画書作成から支給を受けるまで約1年かかるときもあります。

賃金規定を改定する際には助成金を用いることも考慮して、より良い改定を行いましょう。

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